無線LANのメリットや運用の注意点、電波や規格などの用語、要件定義や基本設計から
設定・構築・テストにいたるまで、たくさんのことをまとめています。
さらに、Arubaの機器を中心とした無線LANの設計と設定を解かりやすく解説しています。

カテゴリ:7.端末の設定 > 7-3 iOS 6.1系(iPhone/iPad/iPod touch)

iPhone、iPad、iPodtouchなど、AppleのiOSでもPEAP認証は使える。
とても簡単である。

まず、設定で802.1x認証用を有効にしたネットワークを選択する。(ここでは、aruba-1xとする)
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ユーザ名とパスワードを聞かれるので、入力する。
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RADIUSサーバの証明書の確認画面が出てくる。CA証明書を設定していなため「未検証」と表示されるが、「了解」をタップすれば接続できる。
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「詳細」を開くと、証明書の詳細情報を見ることもできる。
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iOSでは、CA証明書をインストールせずにPEAP設定した場合、証明書が「未検証」となってしまう。
「未検証」ではなく、きちんとCA証明書をインストールして使うときの手順を説明する。

(1)WindowsかMacを使ってAppleのサイトから「iphone構成ユーティリティ」をダウンロードし、インストールしておく。ツールの名前は「iPhone」だが、iPadやiPod touchなど、iOSであれば利用できる。


(2)ホスト側のOSに、インストールしたい証明書をダウンロードし、インポートしておく。

(3)iPhone構成ユーティリティを起動し、iPhone/iPad/iPod touch(以下、iOSデバイスと呼ぶ)を接続する。
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(3)「構成プロファイル」の作成
構成プロファイルをクリックし、「新規」をクリックする。
ここでは、iOS機器にインストールする構成プロファイル(証明書とWiFi設定)を作成する。
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「一般」をクリックし、プロファイルの名前や識別子の名前を入力する。
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「資格情報」→「構成」をクリックする。
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ホスト側(WindowsやMac)にインストールされている証明書が表示されるので、CA証明書を選択する。
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「WiFi」→「構成」をクリックする。
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SSIDを入力し、セキュリティの種類で「WPA/WPA2エンタープライズ」を選択する。
プロトコルの「対象ネットワークでサポートされる認証プロトコル」は「PEAP」をチェックする。
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「認証」をクリックする。構成プロファイルにユーザ名・パスワードを設定するのであれば
入力する。ひとつのプロファイルを多数のiOSデバイスにインストールするのであれば空欄
にしておく。
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「信頼」をクリックし、「資格情報」でインポートしたCA証明書の名前にチェックを入れる。
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プロファイルの作成はこれで終わりだ。特に保存ボタンはない。自動的に保存される。

(4)構成プロファイルのインストール

出来上がった構成プロファイルをiOSデバイスにインストールする。
iOSデバイスをUSB経由で接続すると、デバイスのところに表示される。
デバイスを選択し、「構成プロファイル」タブに移動すると、作成した構成プロファイルが表示されている。
プロファイル名の右にある「インストール」を押すと、インストールが始まる。
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iOSデバイス側の画面に「プロファイル」が表示されるので、インストールをタップする。
パスコードを聞かれるので入力する。
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ルート証明書の確認メッセージが出るので、「インストール」をタップ。
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ユーザ名を聞かれるので、PEAP認証用のユーザ名(RADIUSサーバに登録しているユーザ名)を入力する。
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パスワードを聞かれるので、PEAP認証用のパスワードを入力する。
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「完了」をタップすると設定は終わり。
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念のため、「詳細」も確認しておこう。CA証明書が表示されているはずだ。
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WiFi設定のところに移動すると、構成プロファイルで設定したSSIDが見える。タップするとPEAPで接続できる。
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iOSデバイス(iPhone,iPad,iPad mini,iPod touch)での802.1X認証は,接続だけでよければ簡単である。ただし,RADIUSサーバ側の証明書を厳密に検証しようとすると,iPhone構成ユーティリティでの設定が必要だ。

まず,簡易版として簡単にEAP-TLSを設定する方法を紹介する。この方法では,RADIUSサーバ証明書の検証はできないが,RADIUSサーバ側ではクライアントの証明書の検証はできる。

設定の流れは,
①CA証明書のインポート
②クライアント証明書・秘密鍵(PKCS#12)のインポート
③無線LANの設定
だ。

①CA証明書のインポート
・CA証明書ファイル(拡張子.cer)と、PKCS#12形式のクライアント証明書・秘密鍵ファイル(拡張子.p12)を、メールでiOSデバイスに送る。
・CA証明書をタップ。
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CA証明書が表示されるのでインストールをタップする。
※この段階で「信頼されていません」が出るのは,この証明書を信頼するための情報がないため。
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警告が出るので,内容を確認して「インストール」をタップ。
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パスフレーズを聞かれるので,入力。
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CA証明書のインストールが完了。「完了」をタップすると,終了。
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②クライアント証明書・秘密鍵のインポート

メールで送信した,PKCS#12のファイルをタップする。
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証明書インポートの画面が出るので,「インストール」をタップ。
001

































確認画面が出るので,再度「インストール」をタップ。
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パスコードを入力
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PKCS#12ファイルに設定したパスワードを入力。
(PKCS#12ファイル作成時に設定したパスワード)
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クライアント証明書のインポートが完了。「完了」で終了。
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③無線LAN(EAP-TLS)の設定

設定で,Wi-Fiを選択する。802.1Xを設定したSSIDをタップする。
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認証設定の画面が出るので,「モード」をタップする。
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デフォルトでは「自動」になっているので,「EAP-TLS」を選択する。
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前の画面に戻ると「パスワード」だった箇所が「ID」に変わっている。「ID」をタップする。
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インポートしたクライアント証明書が表示されているので,チェックし,前の画面に戻る。
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パスワード入力画面に戻っても,IDは表示されない。実際にはクライアント証明書が登録されているので,そのまま「接続」をタップする。
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RADIUSサーバ証明書の確認画面が出てくる。未検証となる理由は,CA証明書をインポートしただけではRADIUSサーバ証明書を検証してくれないから。
接続はできるので,念のため詳細を確認後,「了解」をタップ。
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WiFi設定画面に戻る。802.1Xを設定したSSIDに接続できていることを確認する。
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iOS(iPhone,iPad,iPod touch)のEAP-TLS設定で、証明書未検証の警告を出さないための方法。
iPhone構成ユーティリティの操作性がイマイチで、スマートではない。しかし、これ以外の方法で「未検証」の警告を出さずにEAP-TLSを設定する方法が見つかっていない。

作業の流れは次のとおり。
①PKCS#12のPCへのインストール
②iPhone構成ユーティリティで、CA証明書とクライアント証明書・秘密鍵ペアのインポート
③iPhone構成ユーティリティで、WiFi設定を構成
④iOSデバイスへのインストール

①PKCS#12ファイルのPCへのインストール
iPhone構成ユーティリティを使ってプロファイルに証明書を含める場合、あらかじめiPhone構成ユーティリティを起動するPCに証明書類をインポートしておかなければならない。(iPhone構成ユーティリティで、直接.cerや.p12ファイルを指定できればスマートだが、そういう機能は現状ない)

PKCS#12ファイル(拡張子.p12)をダブルクリックすると、証明書インポートウィザードが出てくる。
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インポートするファイル名を確認する。
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PKCS#12ファイルに設定したパスワードを入力する。
このとき、「このキーをエクスポート可能にする」にチェックを入れる。iPhone構成ユーティリティがキー(秘密鍵)を取り出すためだ。
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証明書ストアは自動でよい。
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確認画面で、「完了」をクリック。
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インポート完了。
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②iPhone構成ユーティリティで、CA証明書とクライアント証明書・秘密鍵ペアのインポート
iPhone構成ユーティリティを起動する。

構成プロファイルを選び、左上の「新規」をクリックする。
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プロファイルの名前と識別子を入力する。わかりやすい名前にしておこう。
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「資格情報」を選び、「構成」をクリック。
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証明書の選択画面が出るので、CA証明書を探して「OK」をクリック。
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資格情報にCA証明書が出てきたことを確認し、さらに「+」をクリック。
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今度はクライアント証明書を探しだし、「OK」をクリック。
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識別子エクスポート用のパスワードを決めて入力。※1
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証明書に、CA証明書とクライアント証明書の2件が登録されたことを確認する。
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③iPhone構成ユーティリティで、WiFi設定を構成
続けてWiFiを構成する。

Wifiを選択し、「構成」をクリック。
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SSIDを入力し、セキュリティの種類を「WPA/WPA2エンタープライズ」にする。
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「プロトコル」でTLSにチェックを入れる。
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「認証」で、「固有名証明書」にインポートしたクライアント証明を指定する。
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「信頼」で、インポートしたCA証明書をチェックする。
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④iOSデバイスへのインストール

iOSデバイスをUSB経由で接続する。
「デバイス」でインストール先のデバイスを選択し、「構成プロファイル」タブで構成プロファイルをインストールする。
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iOS側で確認画面が出てくるので、「インストール」をタップ。
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確認画面で「インストール」をタップ。
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パスコードを入力。
023

































インストール完了画面が出てくるので、「完了」で終了。
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「WiFi」で、作成したプロファイルのSSIDをクリックすると、EAP-TLSで接続できる。
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