無線LANのメリットや運用の注意点、電波や規格などの用語、要件定義や基本設計から
設定・構築・テストにいたるまで、たくさんのことをまとめています。
さらに、Arubaの機器を中心とした無線LANの設計と設定を解かりやすく解説しています。

カテゴリ: 3.電波および電波調査

電波強度が弱くなると、伝送速度も落ちる。
APは設定された伝送速度の中で、最も高いもの(たとえば54Mbps)で通信を開始し、通信ができなければ、順に伝送速度を下げて通信をする。
距離が遠くなって、電波が弱くなると、当然ながら伝送速度も遅くなる。
以下の3ページ目にそれらの値が載っている。http://www.arubanetworks.com/pdf/products/DS_AP130Series.pdf

伝送速度受信感度
(Receive sensitivity)
54Mbps(11g) -81dBm
11Mbps(11b)-92dBm
 6Mbps(11g)-94dBm
 1Mbps(11b)-97dBM
g 
54Mbpsを出すのに、たった-81dBmでいいのですか?
もっと強い電波が必要な気がします。



これはあくまでも受信感度です。
実際にはノイズが入るので、RSSIが-81dbmでよいというわけではない。SNRの考え方が必要。

電波を特定の方向に向けて飛ばすのが指向性のアンテナである。無指向性は方向を特定せず、まんべんなく電波を飛ばす。

Arubaの場合、偶数型番(AP104やAP134)がアンテナ外付けで、アンテナは指向性(と無指向性がある?)。
奇数型番(AP135やAP105)がアンテナ内蔵で、無指向性のアンテナである。

電波調査を実施するにあたり、準備するものは以下である。
調査対象の図面
電波測定ソフトが入ったノートパソコン
設置する予定のAP
PoEスイッチ ※必要に応じて
スループット測定用のサーバ(PCでよい) ※必要に応じて
LANケーブル
)実際に使用する端末(パソコン、タブレット端末、スマホなど)
)APを仮置きするもの。棒のようなものを用意し、実際の設置場所付近に仮配置するのもよいだろう。
)延長ケーブル
 端末ごとに搭載されている無線LANのチップが違う。チップの品質によって電波を送る力が変わる。タブレットやスマホはそれほどいいものを使っていないので、きちんと通信ができるかを確認するために持っていくとよい。

電波測定ソフトが入ったノートPCを持って、無線LANを利用する場所をくまなく歩いて外来波(干渉波)を確認する。
窓や壁に沿って1周するとよいだろう。

部屋のにおける測定場所を決めておくとよいだろう。
以下のように、窓や壁を中心に測定する。
また、障害物の後ろ、柱の後ろ、パーティション越えなど、気になるところは別途調査する。

   ● 

   ●

  
  
  
  
 ●

   ●

  
  
  
  
  ● 

   ●


ソフトの機能でログを取得してもいいし、手で記録してもよい。
いろいろな情報が取得できるが、最低限①外来波のチャンネル、②その電波強度、の2つは記録する。

準備
実際のAPを置いて、PCがどれくらいの強度の電波を受信できるかを測定する。そのために、APを実際に置く場所付近に置くとよい。
また、スループットを図るため、サーバを用意する。とはいえ、ノートPCでよい。スループットを図るために、FTPサーバを立てよう。

musen





















電波強度とスループットの測定
 電波測定ソフトが入ったノートPCを持って、無線LANを利用する場所にて電波強度を測定する。また、FTPによるファイル転送を行い、スループットを図る。
 FTPをDOSプロンプトで実施すると、転送速度が表示される。
 部屋のにおける測定場所を決めておくとよいだろう。

電波の漏れをチェック
 上記は電波が届くかを確認したが、届かせたくない場所もあるだろう。その場合、どれくらいの電波が漏れているかを測る。
 こちらはスループットは不要で、電波強度のみでよい。上の階、下の階への電波の漏れも測ってみよう。


スポンサードリンク

このページのトップヘ