「4(2) 無線AP設定」で説明したように、DHCPサーバがあれば、無線APに何も設定をせずに、WLCに接続すればよい。WLCから設定ができるからだ。
DHCPが無い場合や、無線APに直接設定を入れたい場合は、以下を参照してほしい。といっても、設定できる項目はネットワーク情報などの基本的なものしかできない。
設定画面に入るには
(1)コンソールでAPに接続する。
接続方法に関しては、WLCの初期設定を確認いただきたい。
(2)APを起動する
PoE給電でもいいし、通常の電源でもよい。
(3)コンソール画面で、起動を確認し、以下が出たらすぐにEnterを押す。
わずか2秒ほどしか無いので、事前の準備が必要だ。失敗して通常の起動が始まったら、もう一度電源を入れ直す。
コマンド一覧
apbootで入力できるコマンドは、helpで確認できる。
以下がその全てである。
ネットワーク情報の設定
①IPアドレス
apboot> setenv ipaddr 192.168.0.211
②サブネットマスク
apboot> setenv netmask 255.255.255.0
③デフォルトGW
apboot> setenv gatewayip 192.168.0.1
④DNSサーバ
apboot> setenv dnsip 192.168.0.1
⑤HOST名
apboot> setenv name ap135
サーバやコントローラの指定
①WLCやTFTPサーバの指定
apboot> setenv serverip 192.168.0.201
②APをコントロールするWLCを指定する。
apboot> setenv master 192.168.0.201
初期設定では、2行入れるか、②のmasterだけでもいいはず。少なくとも①のserveripだけでは自動配信はされない。
確認コマンド
①バージョン情報
apboot> version
APBoot 1.2.5.0 (build 27650)
Built: 2011-03-30 at 13:34:38
②設定内容
apboot> printenv
その他
①環境変数の初期化
環境変数は、APがBootする前の設定であるIPアドレスなどの設定。
これを初期化するのは以下。
apboot> purgeenv
※purgeと省略も可
※一方、WLCの初期化はwrite erase
②APの初期化
環境変数だけでなく、APの設定をすべて初期化する。
設定内容はWLCから送られてくるので、上記①のコマンドでも用は足りる。
apboot> factory_reset

初期化コマンドには
purgeenv と factory_reset
の2つがあるんですね。
どう使い分ければいいですか?
APの設定は、WLCから送られてくるので、purgeenvを使えばいい。
factory_resetを使うことは基本的にはない。
強いて言うと、IAPを通常のAPに変換し、それを初期化して元のIAPに戻す場合にはfactory_resetを使う。
③保存
apboot> saveenv
※saveと省略も可
④再起動
apboot> reset
⑤ping
apboot> ping 192.168.0.1
マニュアル
以下のCLI_ref.pdfにマニュアルがある。バージョンに注意
http://support.arubanetworks.com/DOCUMENTATION/tabid/77/DMXModule/512/Command/Core_Download/Default.aspx?EntryId=262
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DHCPが無い場合や、無線APに直接設定を入れたい場合は、以下を参照してほしい。といっても、設定できる項目はネットワーク情報などの基本的なものしかできない。

(1)コンソールでAPに接続する。
接続方法に関しては、WLCの初期設定を確認いただきたい。
(2)APを起動する
PoE給電でもいいし、通常の電源でもよい。
(3)コンソール画面で、起動を確認し、以下が出たらすぐにEnterを押す。
わずか2秒ほどしか無いので、事前の準備が必要だ。失敗して通常の起動が始まったら、もう一度電源を入れ直す。

apbootで入力できるコマンドは、helpで確認できる。
以下がその全てである。
apboot> help ? - alias for 'help' boot - boot the OS image clear - clear the OS image or other information dhcp - invoke DHCP client to obtain IP/boot params factory_reset - reset to factory defaults help - print online help mfginfo - show manufacturing info ping - send ICMP ECHO_REQUEST to network host printenv - print environment variables purgeenv - restore default environment variables reset - Perform RESET of the CPU saveenv - save environment variables to persistent storage setenv - set environment variables tftpboot - boot image via network using TFTP protocol upgrade - upgrade the APBoot or OS image version - display version |

①IPアドレス
apboot> setenv ipaddr 192.168.0.211
②サブネットマスク
apboot> setenv netmask 255.255.255.0
③デフォルトGW
apboot> setenv gatewayip 192.168.0.1
④DNSサーバ
apboot> setenv dnsip 192.168.0.1
⑤HOST名
apboot> setenv name ap135

①WLCやTFTPサーバの指定
apboot> setenv serverip 192.168.0.201
②APをコントロールするWLCを指定する。
apboot> setenv master 192.168.0.201
初期設定では、2行入れるか、②のmasterだけでもいいはず。少なくとも①のserveripだけでは自動配信はされない。

①バージョン情報
apboot> version
APBoot 1.2.5.0 (build 27650)
Built: 2011-03-30 at 13:34:38
②設定内容
apboot> printenv

①環境変数の初期化
環境変数は、APがBootする前の設定であるIPアドレスなどの設定。
これを初期化するのは以下。
apboot> purgeenv
※purgeと省略も可
※一方、WLCの初期化はwrite erase
②APの初期化
環境変数だけでなく、APの設定をすべて初期化する。
設定内容はWLCから送られてくるので、上記①のコマンドでも用は足りる。
apboot> factory_reset

初期化コマンドには
purgeenv と factory_reset
の2つがあるんですね。
どう使い分ければいいですか?
APの設定は、WLCから送られてくるので、purgeenvを使えばいい。
factory_resetを使うことは基本的にはない。
強いて言うと、IAPを通常のAPに変換し、それを初期化して元のIAPに戻す場合にはfactory_resetを使う。
③保存
apboot> saveenv
※saveと省略も可
④再起動
apboot> reset
⑤ping
apboot> ping 192.168.0.1


以下のCLI_ref.pdfにマニュアルがある。バージョンに注意
http://support.arubanetworks.com/DOCUMENTATION/tabid/77/DMXModule/512/Command/Core_Download/Default.aspx?EntryId=262